日の丸建設テック

建設現場の未来2

イメージしてみましょう。

朝一番のミーティングでは、作業行う職人と自動化できている部分を担うロボットオペレーターの打ち合わせから始まります。

職人をAとしてオペレーターをBとしましょう。

それぞれ3人のチームで構成され、機械と人との協業部分と、どうしても人手でなければ出来ない部分と、機械だけ行える部分をエリア分けした図面をもとに、各チームの行動とその工程をすり合わせていきます。

協業部分については、まず職人が作業を行い、その後ロボットが作業します。職人がロボットの作業部分を作ってる間にオペレーターは他の部分でのロボットの設定または職人がその作業を早く遂行するための補助ロボットのオペレートを行うなどのことが考えられます。

職人の作業部分が終わればロボットは単純作業を黙々とこなします。

その間、職人は技術を必要とする細かい作業、もしくは次の段階でのロボットが単純作業こなす場所を作ることになるでしょう。

そのような流れの中で職人とオペレーターが力合わせることで、オペレータを含めた1人当たりの生産量1.5倍以上に高めることが出来ます。

それによって一人当たりの生産性が上がるのであれば、工期は短くなるし、生産量増加による報酬を高めることで、週休二日制の実現と安定した収入を職人は確保することが実現します。また、馬力の話のような人工=人間の世界から一歩進んだ、ロボットと一緒に働くといった職業のイメージを大きく向上させることができるでしょう。

その仕事の価値観の変革によって、若者たちが興味を持ち安定した収入を得ることができ一人ひとりの職人が未来の設計図をかけるようになるようになのではないでしょうか。

私は、上記の実現、その仕組み化こそが、超高齢化社会を世界で最初に迎える日本の独自の建設生産システムであり、日の丸建設テックとして世界に輸出できる新しい技術になるのではないかと考えています。